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vs 清滝ドラゴン2023.6.11

執筆者の写真: AS Hockey SchoolAS Hockey School

6月11日に行われたサンデースクールは、新たな試みとして対外チームを招きゲームを行いました。第一回目の対戦チームは、栃木県日光市から清滝ドラゴンにご参加いただきました。


YouTubeにもアップいただきありがとうございます!


育成を目的とし、マッチアップはスキルレベル別、アイシング時もチェンジが可能、ペナルティー時はPSなど、目的に則した独自のルールを設定したゲームを行いました。



ASはチーム活動ではないため、ゲームを行う時のコーチングポイントを以下のように設定しています。


アイスホッケーをより面白く

アイスホッケーをより面白くプレーするためには、アイスホッケーの原理原則を学ぶことです。「アイスホッケーのプレーの判断基準」。アイスホッケーの原理原則を理解することでプレーヤーは自由にプレーを選択することができるようになります。


チームでの約束事(戦術やシステム)をガチガチに決めることなく、プレーヤーが判断してプレーを選択するようになれば、さらにホッケーが面白いと感じることができるはずです。


原理原則は目的のために何をする必要があるかを決めたものです。原理原則は目的から考える必要があります。


アイスホッケーの原理原則

アイスホッケーの原理原則は、ゲームの目的から考える必要があります。ゲームの目的は、相手より多くのゴールを奪うことです。攻撃では、相手チームより多く得点を奪うことを目指し、守備では相手の得点を減らすことを目指しプレーを行います。


ゲームの目的:より多くのゴールを奪い合う

  • 攻撃の目的:得点を奪う

  • 守備の目的:相手に得点をさせない

上記の目的はアイスホッケーに限らず、ほとんどのボールゲームに共通する目的です。原則はチームの方針やスタイルによって異なります。




目的から原則を考える

特に育成年代では、プレーヤーの戦術やシステムについての理解を深めるよりも、プレーヤーの個々の力を伸ばすことが必要です。以下、攻撃と守備の主な原則をあげてみます。


攻撃の目的:得点を奪う

  • 原則1 パックをポゼッションする

  • 原則2 O-Zoneへの素早いエントリー

  • 原則3 数的優位をつくる

パックを大切にすることによって、結果的にシュート数が増え、得点の機会を増やします。パックポゼッションスキルは、同時に守備の時間を減らすことになります。ポゼッションにも、キャリーする、プロテクション、パスなどが含まれます。次に得点は、100%O-zoneで生まることから、O-zoneに素早く入り、攻撃の時間を増やすことが必要です。3つ目に数的優位をどこで作り出し、得点に紐付けるかも大切な原則です。


守備の目的:相手に得点をさせない

  • 原則1 時間とスペースを与えない

  • 原則2 ミドルを守る

  • 原則3 数的優位をつくる

相手に時間とスペースを与えることは、自由なプレーを提供することを意味します。シュート、キャリー、パスなどが可能で、結果的に被シュート数が増え、失点の確率が高まります。よって、どこの場面でも時間とスペースを与えないことが守備の大原則となります。次に、リンクの中央(ミドル)を守ることは、自陣のゴールから遠のくため、相手の得点率が低くなることを意味します。ゴール前のパックをコーナーなどに弾くのはそれを意味します。守りでも数的な優位を保つことができれば、より攻撃的な守りになることができるため、素早くパックを奪取し攻撃に転じることが可能になります。



AS Hockey Schoolでは、原理原則を促すためのコーチングを基本的な指針とし、ゴールを奪うための効果的なプレー、相手に得点を取られないためのプレーを尊重し重視します。また、通常スクールでは原理原則を具体化するためのドリルを開発しています。


プレーヤーは柔軟にプレーし、場面に応じた判断を行う必要があります。コーチはこれらの原理原則を伝えることで、プレーヤーがアイスホッケーの本質を理解し、より良いプレーをすることができるようにサポートしていくことを目指しています。



今後のスケジュール

  • 6月25日 vs 清滝ドラゴン

  • 7月9日

時間:20:15:21:45(1.5h)

下記のリンクからお申し込みください。



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